藤田紀子、貴ノ岩の訴訟取り下げに「ただただ残念。これで闇に葬られた」

スポーツ報知
藤田紀子

 30日放送の日テレ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が、昨年10月に元横綱・日馬富士関から受けた暴行被害を巡り、慰謝料など損害賠償2413万5256円を求めた訴訟を取り下げた問題を特集した。

 元小結・旭鷲山のダバー・バトバヤル氏(45)は番組に電話出演し、モンゴルでの貴ノ岩へのバッシングについて、批判の声を多く耳にしたと説明。モンゴルの相撲関係者からは訴訟取り下げを喜ぶ声が上がっていると明かした。

 一方、元貴乃花親方(元横綱)こと花田光司氏(46)の母で、タレントの藤田紀子(71)は中継で生出演。貴ノ岩の損害賠償取り下げに「とても残念です」と切り出し、元旭鷲山のモンゴルでの反応を聞いた上で、「私は民事訴訟によって、証人尋問などであの事件のことが全て明るみに出て、それによって貴ノ岩の誤解が解けるんじゃないかと期待を持っていた。ただただ残念です」とコメント。

 昨年11月に元日馬富士が貴ノ岩に暴力を振るい責任を取って引退。その後、貴ノ岩側が損害賠償請求を行っていたことに「昨年の11月の出来事から、被害者と加害者の立場が逆転した形になった。(暴行事件を)表に警察に訴えたことによって、ほかのスポーツにもこういうことがあってはいけないということがぼろぼろ出てきた。特に古い相撲の社会では、言葉では言えない、目に見えない色んなことがある。だから、それをなくそうとしたことが始まりだった。金銭じゃないんです。2400万(円)が欲しいからじゃなかった。これで闇に葬られた。今後、どうなっていくんですかね。(相撲協会が)よくなればいいんですけどね」と相撲協会の体質改善を訴えた。

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