藤田紀子、貴ノ岩の提訴取り下げに「結論は被害者の泣き寝入り…気の毒で気の毒すぎます」

スポーツ報知
藤田紀子

 元貴乃花親方の母でタレントの藤田紀子(71)が31日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)の電話取材に応じ、大相撲の元横綱・日馬富士関による暴力被害を巡り、幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が損害賠償2413万5256円を求めていた訴訟で、貴ノ岩と代理人弁護士が提訴を取り下げたことへの見解を示した。

 取り下げた理由として貴ノ岩本人だけでなく、母国・モンゴルで暮らす家族が耐えられないバッシング被害を受けていることと文書で説明した。損害賠償は一切求めず、治療費も自己負担する。

 こうした経緯に藤田は「あまりにも可哀想だと思います。今回、自分のことよりも兄弟、家族のことを思って本当は心の中で涙してあきらめたんだと思います」とし「結論は被害者の泣き寝入りです。ケガをさせられた上に精神的苦痛を与えられ、またそれが家族にまで。あまりにも気の毒で気の毒すぎます」と示した。

 さらに協会を退職した息子の元貴乃花親方について「もし去年の11月にこの事件がなければ、果たして貴乃花は協会を辞めていたでしょうか」と投げかけ「結局は警察に訴えた貴乃花親方が協会を去らなければいけないことになったわけですからね。このままで終わらせてよろしいんですかね。逆に私はテレビを見ている世の中の方々に問うてみたい」と訴えていた。

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