立川志らく、貴ノ岩の提訴取り下げに「相撲協会は日馬富士を追放すべきだった」

スポーツ報知
貴ノ岩

 31日放送のTBS系「ひるおび!」(月~金曜・前10時25分)で大相撲の元横綱・日馬富士関による暴力被害を巡り、幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が損害賠償2413万5256円を求めていた訴訟で、貴ノ岩と代理人弁護士が提訴を取り下げたことを特集した。

 取り下げた理由として貴ノ岩本人だけでなく、母国・モンゴルで暮らす家族が耐えられないバッシング被害を受けていることと文書で説明した。損害賠償は一切求めず、治療費も自己負担する。

 番組では日馬富士側の関係者を取材し、提訴取り下げの背景には「貴乃花の呪縛が解けた」などと解説した。

 この解説に志らくは「呪縛というのは向こう側の意見であって、貴乃花を悪くしようという印象操作でしかない」と反論。その上で「これはもう貴乃花うんぬんじゃないもん。被害者と加害者がいるっていうことでね。日馬富士だって上から目線で何とかしなくちゃいけないって、あんたが殴ったからこういうことになったんだろって。なぜ加害者がこんな辛い思いをしないといけないのかってそこを考えないと」と指摘した。

 さらに「相撲協会もよくないんです。本来、日馬富士は引退相撲なんかさせるべきじゃなくて、解雇して追放すべきだった。だってそれだけのことしたわけですよ。それで何億円ももらっている。2400万円に比べたら何億円ももらっているんですよ加害者の方が。今までの功績で引退相撲をさせてあげたいっていう気持ちは私にもあるけれど、でも毅然とした態度でこの人が悪いからこんなことになった。だからモンゴルの人たちは日馬富士こそがオレたちを裏切ったんだってこうなるのが普通ですよ。それがなんで被害を受けた貴ノ岩がこんな辛い思いをしてね。被害を取り下げないと家族がえらいめに遭うし、自分も相撲が取れないからで。貴乃花の呪縛が解けたってよく日馬富士の弁護士がこういう間抜けなことを言うなと思って」と憤慨した。

 このコメントに出演者から「日馬富士の弁護士が言っていることじゃなくて側の人」と訂正されると志らくは「それは私の間違いで。側の人が、よくそういうこと言うなと思って。殴られただけですよこの人は。それで番付が落ちて、なんでこんな目に遭わなくちゃいけない。許されるべきじゃないですよ。日馬富士だって何かしたいんだったら治療費ぐらい払えばいい」と断じていた。

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