白鵬、鶴竜の2横綱休場に境川地方場所部長「申し訳ない」

スポーツ報知
一人横綱として奮闘に期待がかかる稀勢の里

 8日にケガなどを理由に白鵬(33)=宮城野=、鶴竜(33)=井筒=の2横綱が九州場所(11日初日・福岡国際センター)の休場を発表したことについて、境川地方場所部長(元小結・両国)は9日、「ファンの皆さんに申し訳ない」と述べた。

 秋場所で、今年初めて白鵬、鶴竜、稀勢の里(32)=田子ノ浦=の3横綱がそろい皆勤したが、またも2横綱が休場。平成最後の場所で、綱がそろう事は無かった。9場所ぶりに秋場所を全日程こなした稀勢の里が「一人横綱」となる。04年から14年連続で横綱が優勝している九州場所だけに、かかる期待は大きい。

 今場所にかかる懸賞の本数は、9日の応募締め切りの時点で1469本。前年の1731本から大きく減った。2横綱の休場発表後、150本ほどの懸賞が取りやめになったことが影響したとみられる。力士にかかる懸賞で一番多かったのは、横綱・稀勢の里で129本。大関取りを目指す関脇・御嶽海(25)=出羽海=は78本の懸賞がついた。

 境川地方部長は「(休場した力士の)他の力士の奮起を期待するしかない」と期待を込めている。現在、大関・栃ノ心(31)=春日野=の年間通算51勝は、最多勝レースを鶴竜と並んでトップ。鶴竜の休場により、自身初のタイトルをほぼ手中におさめている。稀勢の里の復活V、御嶽海の大関取りにも注目が集まる今場所。初日を迎えるまで、あと2日だ。

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