余裕漂う稀勢の里「気のせいだよ」 九州場所あす初日
スポーツ報知

大相撲九州場所(福岡国際センター)は、11日に初日を迎える。8場所連続休場から進退をかけ臨んだ秋場所で10勝を挙げ、今場所での完全復活を目指す横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=は10日、福岡国際センターで行われた土俵祭りに参加。取材に応じ「明日からですね。しっかり最後まで務める」と改めて決意を述べた。
8日に白鵬(33)=宮城野=と鶴竜(33)=井筒=の2横綱が、けが等を理由に休場を発表。自身では初めて「一人横綱」となる。初日はこれまで2勝2敗の難敵、東小結・貴景勝(22)=千賀ノ浦=を迎え、2日目は東前頭筆頭・妙義龍(32)=境川=と顔を合わせる。九州場所では、04年から14年連続で横綱が優勝。“九州横綱Vの法則”からも、和製横綱に期待がかかる。
9場所ぶりに秋場所を皆勤。秋巡業も順調に稽古を積み、表情には自信が満ちる。先場所前と比べ、余裕があるように見えると報道陣から言われると「気のせいだよ」としたが、引き締まった中でもリラックスした様子だった。今場所に向け「あとはしっかり結果を残すだけです。集中して、しっかり明日相撲取りたい」と述べた。