稀勢の里、初の一人横綱重責も言葉に力強さと落ち着き「最後まで務め上げたい」

2018年11月11日6時10分  スポーツ報知
  • 土俵祭り終了後、気を引き締めるような表情を見せた稀勢の里(後方左端、後方右から貴景勝、御嶽海、高安=カメラ・岩下 翔太)

 1年納めの大相撲九州場所が11日、福岡国際センターで初日を迎える。10日は場所前恒例の土俵祭りが会場で行われ、新横綱として賜杯を抱いた昨年春場所以来の復活Vを目指す稀勢の里(32)=田子ノ浦=が参加した。自身初の一人横綱の重責を担うが、「結果を残す」と改めて決意表明。まずは初日に難敵の小結・貴景勝(千賀ノ浦)を破って勢いに乗る。

 完全復活への15日間が始まる。土俵祭りに山吹色の着物で参加した稀勢の里。6日の優勝宣言から口数を減らしていたが、報道陣に囲まれ足を止めた。「明日からですね。最後まで務め上げたい」と力強く述べた。

 秋場所を9場所ぶりに皆勤し10勝。秋巡業も全日程を消化し、九州入りした。順調な調整を経て臨む初日は東小結・貴景勝戦。通算成績は2勝2敗。今年の初場所初日に苦杯を喫し、先場所も勝ったが土俵際まで押し込まれた相手だ。横綱昇進後は2勝4敗と初日を苦手にしているが、新入幕以降は2度の優勝時、さらに12度に及ぶ優勝次点全てで白星発進している。

 白鵬(宮城野)、鶴竜(井筒)の2横綱が休場。ライバルが減り追い風が吹くが、同時に自身初の一人横綱の責任感もいい緊張感になっている。15日間、土俵入りや結びの一番を一人で務め上げるが「特に変わる事はない」と重責にも落ち着きが漂う。

 さあ完全復活 進退問題に追い込まれた先場所前と違い、穏やかな表情。「気持ちの余裕があるか」と問われ「気のせいだよ」と笑顔も見せた。しかしその後は「しっかり集中して、あとは結果を残すだけ」ときっぱり。1年前は5金星を配給して休場に追い込まれた九州場所。和製横綱が、堂々の復活劇を演じる。(大谷 翔太)

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