1年間の休場から復帰2場所目の宇良が白星スタート

スポーツ報知

◆大相撲九州場所初日(11日、福岡国際センター)

 復帰2場所目の東三段目33枚目・宇良(26)=木瀬=が西33枚目・栄風(25)=尾車=を押し出して白星スタートを切った。

 立ち合いから頭で当たり、左の押っつけから一気に前に出た。「前に出る相撲が取れて良かったです。初日なので勝ちたいという気持ちでした。緊張? 先場所よりはまだマシかなと思います。実力的にもこの地位で同等の力ぐらいだと思うので気持ち的に全力で行かないと勝てないと思う。その分、思い切って取れたらいいなあと思います」。

 昨年の名古屋場所で右膝の前十字靱帯を損傷。当初は手術を回避する予定だったが、秋場所で再び痛めて手術を決断。1年間の休場を余儀なくされた。復帰した先場所は6勝1敗。「先場所に比べたらしっかり稽古が出来たと思う」と手応えをつかんでいた。

 福岡市東区にある木瀬部屋には3面の土俵があり、十両5人、幕下16人と稽古相手にも不足はない。「あっちに行ったり、こっちに行ったりしました。いろんな人も稽古に来てくれたので、たくさん(相撲が)取れたのが収穫でした」と笑顔を見せていた。

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