新十両の友風がグータッチ白星

スポーツ報知
友風

◆大相撲九州場所初日(11日、福岡国際センター)

 新十両の西14枚目・友風(23)=尾車=が物言いの末、白星スタートを切った。

 相手は経験豊富な東幕下筆頭・臥牙丸(木瀬)。先場所は立ち合い、押し込んでからの引き技で勝っているが、今場所は立ち合いから攻められて苦し紛れのはたき込みだった。それでも頼み綱の右足が辛うじて残って、うれしい勝ち名乗りを受けた。

 「きょうは勝って良しの相撲ですね。内容は全然、ダメです。朝から緊張して頭が真っ白でした。でも悪い所が初日に全部、出たので明日からいい相撲が取れると思います」。西の支度部屋に戻ると同じ二所ノ関一門の兄弟子らにあいさつ。最後に日体大の先輩でもある嘉風とグータッチして記念すべき“関取初白星”を祝った。

 化粧まわしは現在、サプリメント会社と母校・日体大から贈られた2本。場所後に出身の神奈川県立向の岡工高と地元の川崎市の関係者から贈られ、計4本になる予定。締め込みは嘉風と同じ明るい紫色にして準備も万端だった。「今場所の目標は8番、勝ち越すことです」と気合たっぷりに言い切った。

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