豊ノ島3連勝発進 関取では自身6年ぶり

スポーツ報知
志摩ノ海(奥)を寄り切りで下した豊ノ島

◆大相撲九州場所 3日目(13日、福岡国際センター)

 左アキレス腱(けん)断裂などのケガから13場所ぶりに関取に復帰した東十両13枚目・豊ノ島(35)=時津風=が、東十両14枚目・志摩ノ海(29)=木瀬=を寄り切りで下した。押し込む志摩の海を土俵際で左にいなし、右四つの態勢から寄り切った。初日から3連勝で、関取としては6年ぶり。「体が動いている感じがする。自分らしい相撲を取れてるんじゃないかな」と充実した表情だった。

 2年の幕下生活を経ての再十両で、3日連続で相撲をとるのは16年夏場所以来。「(15日間で)7番が2年なので。体に染みついてる」と、連戦の疲労も感じている。だが「いい危機感を持って、これでダメだったらという覚悟もある。その中でもいい相撲をやれている」。ただ、帰り際には「疲れたぁ。あと12番かぁ…」と本音ものぞかせていた。

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