一人横綱・稀勢の里３連敗、北勝富士に敗れる

◆大相撲九州場所　３日目（１３日・福岡国際センター）

　　東横綱・稀勢の里（３２）＝田子ノ浦＝は、西前頭筆頭・北勝富士（２６）＝八角＝と対戦。突き落としで敗れ初日から３連敗となった。

　稀勢の里は左差しを狙って一度は土俵際まで追い込んだが、右手を突き出して防ぐ北勝富士をとらえきれず、左喉輪で体勢を崩されると、そのまま突き落とされた。

　一方、金星となった北勝富士は、「絶対、差させないように意識し、我慢して我慢して勝機が来ると思った。久々の上位（との取組）だったので、何とかやってやろうと思った」と振り返った。

　横綱昇進以降、初日に敗れた４場所は全てで途中休場に追い込まれている稀勢の里。一人横綱で迎えた今場所で完全復活を目指したが、３連敗でピンチに立たされた。