稀勢の里「非常に申し訳ない」途中休場を発表…進退問題再燃か

2018年11月15日9時8分  スポーツ報知
  • 休場を決め、部屋前で囲み取材を受ける稀勢の里

 ◆大相撲九州場所 5日目(15日、福岡国際センター)

 九州場所で初日から4連敗した横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が、5日目から途中休場する。15日朝、50人以上の報道陣が福岡・大野城市内の田子ノ浦部屋宿舎に集まる中、横綱本人が応じた。決断を問われると「応援してくださったファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、休場する事になりました」。4日目の取組を終えた夜、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)と話し合いの場を持ち、決めたという。

 初日の取組で痛めた右膝の状態がよくならず、無念の休場となった。「場所前まで調子良く迎える事が出来た。2日目は強行したけど、本来の相撲が取れなかった」と語った。これで横綱昇進後11場所で、休場は9度目(途中休場は5度)。今年の秋場所までは、左大胸筋などの負傷の影響で6場所制となった1958年以降ワーストとなる8場所連続休場していた。今の気持ちを問われると「ほんとに悔しい気持ち。最後まで務めきるという責任がありましたけど、応援してくださった方々に申し訳ない」と何度も謝った。

 横綱として、度重なる休場に進退を問う声も出てくるが「しっかりケガを治して、また良い相撲を取りたい気持ちがあります」と今場所での引退の意志はないことを明らかにした。今後の予定はまだ決まっておらず、精密検査などを経て体を動かすことができるようになるまでは治療に専念するという。

 完全復活を誓った九州場所を一人横綱として臨み、自己ワーストタイ、横綱としては自身初の初日から4連敗という結果で終えてしまった。一人横綱の重圧について聞かれると「どうだろう。何とも言えない。まぁ、やることは一つだと思ったけど。(一人横綱は)初めてだったけどね」と少なからず感じていた様子も伺わせた。

 改めて今後について問われると「また土俵に戻れるようにしっかりやりたい。状態次第だけど、稽古をする準備をしていきたい」。ファンへの言葉を求められ「たくさん声援をもらいましたし、本当にありがとうございますという気持ち。期待に応えられず、無念です」と語った。

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