大関高安、1敗を守る

スポーツ報知
玉鷲(右)を寄り切りで下した高安

◆大相撲九州場所 6日目(16日・福岡国際センター)

 5日目に今場所初黒星を喫した西大関・高安(28)=田子ノ浦=が、西前頭2枚目・玉鷲(33)=片男波=を寄り切りで破り5勝目を挙げた。立ち合いでかち上げ右差し。外されると得意の左四つに持ち込み、最後は力強く寄り切った。連敗を阻止し「立ち合いが良かったのと、前に出て勝ちたかった。前に出て勝つというのは前向きになる」と満足顔だった。

 秋場所を11勝。今場所を優勝すれば綱取りの可能性も出てくるが、1敗で全勝の東小結・貴景勝(22)=千賀ノ浦=を追う。5日目には兄弟子、稀勢の里(32)=田子ノ浦=が休場した。部屋を引っ張る存在としての意識を問われ無言だったが、結果で示した。

 7日目の相手は9年ぶり2度目の顔合わせで、通算成績1敗の西前頭3枚目・竜電(28)=高田川=。「全体的に(体が)浮ついている感じがある。もう少し意識してやります」と、中盤戦に向け反省も語った。気持ちはどっしりと、構えている。

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