田子ノ浦親方、稀勢の里の復帰に慎重「なお一層やっていかないと」

スポーツ報知
稀勢の里

 右膝挫傷捻挫で九州場所5日目から休場の横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=について、師匠・田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が16日、初場所(来年1月13日初日・両国国技館)での復帰に慎重な姿勢を示した。

 福岡・大野城市の田子ノ浦部屋宿舎で治療などに専念している和製横綱は朝稽古に姿を現さず。弟子に代わって取材対応した同親方は「次に向けてなお一層やっていかないとダメ。(次が初場所とは)そんな簡単には言えない。中途半端に出てもファンをがっかりさせるし、本人も自信をなくすだけ」と言葉を選んだ。

 初日の貴景勝戦で負傷した右膝は全治1か月。横綱87年ぶりとなる不名誉な初日から4連敗(不戦敗を除く)を喫していた。帰京しての治療も選択肢にあり、12月2日からは冬巡業が始まるが「序盤は厳しいと思う」とした。

スポーツ

×