貴闘力氏、貴ノ岩の暴行に「一番しちゃいけない人間がそういうことをやる感覚が理解できない」

　元関脇の貴闘力忠茂氏（５１）が６日放送の日本テレビ系「スッキリ」（月～金曜・前８時）に生出演。大相撲の幕内・貴ノ岩（２８）＝千賀ノ浦＝が冬巡業中の４日夜に福岡県内で付け人に対して暴行を加えていたことに見解を示した。

　貴ノ岩は昨年１０月、元横綱・日馬富士関から暴行を受けた被害者だが、一転、加害者になった。貴闘力氏は「一番、相撲協会の中でも一番しちゃいけない人間がそういうことをやる感覚が理解できない」と憤った。

　同氏は現役時代に元貴乃花親方の花田光司氏（４６）の兄弟子。貴ノ岩について過去に元貴乃花親方から「厳しい人間がいて上に重しがないと、そういうことをやったりするから、常に気をつけて師匠として教育しているという話はしていた」と明かされていたことを話した。

　今回の問題で日本相撲協会は５日に巡業先の福岡から本人を帰京させて事情聴取。平手と拳で４、５発殴打した事実を認めて謝罪したと発表した。付け人から被害届は出されていない。協会からは当面の部屋での謹慎処分を言い渡されたが、今後の厳罰は避けられない状況だ。