古市憲寿氏、貴ノ岩の暴行早期発覚は「相撲協会自体の進化なのかな」

スポーツ報知
貴ノ岩

 社会学者の古市憲寿氏(33)が6日放送のフジテレビ系「とくダネ!」に出演。大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が冬巡業中の4日夜に福岡県内で付け人に対して暴行を加えていたことに見解を示した。

 今回の問題で日本相撲協会は5日に巡業先の福岡から本人を帰京させて事情聴取。平手と拳で4、5発殴打した事実を認めて謝罪したと発表した。こうした対応に古市氏は「こういう事件が明るみになるようになったんだなってことも思って。もしかしたら10年前、20年前だったら同じことが起こっても当たり前だからっていって事件にさえならなかったかもしれない。今回、迅速に報道されたわけですから、相撲協会自体の進化なのかなって気もしますね」と指摘した。

 貴ノ岩は昨年10月、元横綱・日馬富士関から暴行を受けた被害者。今回の問題で付け人から被害届は出されていない。協会からは当面の部屋での謹慎処分を言い渡されたが、今後の厳罰は避けられない状況。これに対し、古市氏は「過渡期だと思うんですね」とし「仮に厳罰にしたとしても、厳罰に過ぎちゃうと逆に発覚を恐れて表に出さない人が増えてしまうかもしれないから、敢えて表にどんどん出していくために、そんな重い処分をしなくてもいいんじゃないかなと思います」と話していた。

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