引退の貴ノ岩 退職金は満額、引退相撲可能

2018年12月8日6時10分  スポーツ報知
  • 部屋で会見した貴ノ岩

 大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が7日、師匠・千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)とともに東京・両国国技館を訪れ、日本相撲協会に引退届を提出。即日、受理された。貴ノ岩は冬巡業中の4日夜、付け人の三段目・貴大将(23)に暴力を振るって部屋で当面の謹慎処分を言い渡されていた。厳罰は避けられない状況だったが、騒動を起こした責任を取って自ら身を引いた。引退後の会見では目を潤ませて猛省の言葉を繰り返した。

 Q 貴ノ岩の退職金は。

 A 一般企業の退職金に当たる養老金と勤続加算金がある。養老金は十両以上が対象で幕内は763万円。勤続加算金は十両以上の力士が各地位での場所数に決まった金額をかけ、幕内は1場所20万円。現役時代に獲得した懸賞金のうち、手取り(3万円)とは別に積み立て分が支給される。貴ノ岩の退職金は1500万円前後とみられる。

 Q 引退相撲は。

 A 原則的に関取を30場所以上務めた力士に資格があり、貴ノ岩は可能。土俵上での断髪式を行える。日程は東京場所後の2月、6月、10月が通例。日馬富士は今年9月に行い、最後に土俵にキスをした。

 Q 協会内の処分は。

 A 引退したため減俸などの処分はなし。暴行問題の責任をとって力士でなくなることが処分として相殺される形だ。

 【大相撲の主な不祥事引退】

 ▼87年12月 横綱・双羽黒がちゃんこの味付けなどで師匠・立浪親方(元関脇・安念山)と意見が対立して部屋を脱走。関係者の説得にも応じず、師匠が相撲協会に廃業届を提出

 ▼10年1月 横綱・朝青龍が優勝した初場所中に泥酔し知人男性を暴行したとされる問題で引退

 ▼同7月 大関・琴光喜が野球賭博に関与したとして解雇処分

 ▼17年10月 鳥取市内で幕内・貴ノ岩が横綱・日馬富士に頭部などを殴られて負傷し2場所連続休場。日馬富士は引退

 ▼18年1月 十両・大砂嵐が長野県内で有効な免許証を所持せず、禁止されている乗用車運転で追突事故。引退勧告の懲戒処分

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