白鵬が栃ノ心を“かわいがり”「さらに強くなって」

スポーツ報知
白鵬(奥)とのぶつかり稽古で倒れ込む栃ノ心

 大相撲冬巡業が13日、福岡・北九州市で行われた。横綱・白鵬(33)=宮城野=が、ぶつかり稽古で大関・栃ノ心(31)=春日野=に胸を出した。約7分間、荒れた息の大関を何度も起き上がらせ、観客には手拍子も求めた。「何日か前から決めていた。(栃ノ心が夏場所後に)大関昇進してから初めてだね。さらに強くなってもらいたいからね」と話した。

 栃ノ心も「稽古前に横綱と目が合った。これは来るなと思っていたよ。苦しいけど、うれしかったよ」と感謝した。

 右膝手術などの影響で九州場所全休の白鵬は、1か月後に迫った初場所(来年1月13日初日・両国国技館)での再起を目指す。秋場所で全勝優勝したものの、4場所休場した2018年に満足感はない。「今年はけがに泣きましたね。来年は(トップを)走りたい。勝負の年になる」と前を向いていた。巡業は22日まで続く。

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