稀勢の里、回復優先し冬巡業を全休 初場所“ぶっつけ”に

スポーツ報知
稀勢の里

 右膝負傷を抱える横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が冬巡業を全休することが18日、決まった。師匠・田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が「巡業も大事だが、けがのこともある。強化しながら場所に向けてやらせたい」と明言した。20日からの関東近郊での興行は、締めの22日が地元の茨城・土浦市開催だが、回復を優先させる決断をした。“ぶっつけ本番”で再び進退の懸かる初場所(来年1月13日初日・両国国技館)に臨む。

 九州場所は、横綱87年ぶりとなる初日から4連敗(不戦敗を除く)で途中休場。場所後の横綱審議委員会(横審)は進退に迫る初の「激励」決議を出した。

 稀勢の里は現在も、非公開で東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で四股など基本運動をこなしているが、調整遅れは必至。平成最後の初場所土俵へ、もう進むしか道は残されていない。

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