阪神・淡路大震災の日に生まれた十両・照強、被災者に贈る「1・17」の白星

スポーツ報知

◆大相撲初場所6日目(17日、両国国技館)

 阪神・淡路大震災に見舞われた1995年1月17日に淡路島で生まれた東十両筆頭・照強(24)=伊勢ケ浜=が、西同・大翔鵬(24)=追手風=を寄り切り4勝目を挙げた。「関取として初めて誕生日の白星でうれしい」。立ち合いで右に変化すると右下手、左前まわしを取って寄り切った。

 毎年「1・17」は照強にとっては特別な日だ。生まれたのは、24年前の阪神・淡路大震災の日。この日は朝、神棚に手を合わせた。いまでも被災した人から応援の手紙が届くといい、「被災されて家族、友人を亡くされた方から手紙も来るし、『頑張ってください』と声もかけてくれる。ありがたい。応援してくれるので頑張ろうと思います。でも、(震災のことを)この日だけ思い出すのではなく、常に被災された方のことを考えて相撲道に精進したい」と思いを口にした。

 大阪で開催され、ご当所となる春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)での新入幕を目指す。

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