宇良、冷や汗の２勝目「どんな勝ち方であれ、勝てたらうれしいですね」

◆大相撲初場所６日目（１８日、両国国技館）

　復活を目指す西幕下２３枚目・宇良（２６）＝木瀬＝が東２５枚目・北はり磨（３２）＝山響＝をはたき込みで破り２勝１敗とした。

　花道を引き揚げてきた宇良は苦笑いを浮かべていた。立ち合いから北はり磨に押され土俵際での逆転の引き技。「（白星を）拾ったという感じですね。自分で勝ったという感じはしないです。出稽古に来て下さいまして何度かやりましたけど、早かったですね。先手、先手を取られて何も出来なかった」と反省した。

　それでも土俵際の粘りは“かっての宇良”に戻りつつある。右膝を痛めて６場所連続の休場から復活の階段を上がりながら、体調もやっと上向きになってきた。「どんな勝ち方であれ、勝てたらうれしいですね」と最後は最高の笑顔を見せていた。