朝青龍の甥・豊昇龍が宇良を下して3勝目

スポーツ報知

◆大相撲初場所10日目(22日、両国国技館)

 元横綱・朝青龍の甥(おい)で西幕下21枚目・豊昇龍(19)=立浪=が、西幕下23枚目・宇良(26)=木瀬=を掛け投げで下し3勝目を挙げた。

 宇良の低い立ち合いに土俵際まで押されたが、右足を内からかけるとそのまま豪快に投げ飛ばした。17年九州場所の初土俵から続く勝ち越しに王手をかけ「本当の事を言うと、宇良さんと対戦すると聞いた時からすごく緊張しました。宇良さんは幕内まで行った人なので」と息を切らした。

 元幕内力士からの白星にも表情はさえず。取組後、宇良が右足を痛めた。宇良は17年の九州場所後、右膝前十字靱帯(じんたい)損傷と左膝半月板損傷で手術を受けていたが、その足を引きずった。豊昇龍は「宇良さんがケガをしたみたいで心配です。後ですいませんと言おうと思います」と話した。

 取材後、車いすに乗って支度部屋付近の通路を通る宇良に豊昇龍は謝罪。「大丈夫、大丈夫」と宇良は笑顔で応えたが、豊昇龍は心配そうな表情で支度部屋に引き揚げた。 

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