トロントで練習公開の羽生が語る6 今のモチベーションは「アクセル!」

スポーツ報知
練習を公開した羽生結弦(カメラ・高木 恵)

 ―五輪2連覇でスケートへの価値観変わった?

 「まあ、やることはやりきったかなっていう感じはあります。そのー、まあでも結果に対してです。まだ自分のなかの向上心というか、なんだろう、夢が実際、目標がまだしっかりあるので、まあ具体的にこういうふうに成長したいとか、こういうふうになりたいとか、これ跳びたいとかは強くありますけど、結果としての追い求めてきたものは達成できたので。とにかく今自分のスケートをどうやって強くしていくか、うまくなっていくかということを考えながら滑っています」

 ―そんななかでのモチベーションは今どういうところに?

 「は、アクセル!(笑い)。やっぱりアクセルが一番の僕のモチベーションではあります。ただ、やっぱり、今練習はしているんですけど、毎日はできなくて、やっぱり体の状態とか、ええ、まあ足首の不安はそんなにないんですけど、やはり衝撃はものすごく大きなジャンプなので、まあ体調をみながらやっていて。やっぱり難しいなって思うながら。ただ、あのー、すごく思うのは、やっぱりアクセル好きだな、っていうのはすごく思っているんで(笑い)、楽しいですね、やっていて。非常に、まあ、まだ跳べていないですけど、跳べるまでの過程だとか、そういったものも一つ一つ楽しみながら、すごく頭を使いながら練習しています」

 ―投入の目処は?

 「いや、もう跳べるんだったら、もうここまでに跳んでおきたかったんですけど(笑い)。今日までに跳んでおきたかったんですけど、まだ難しくて。まだできていないところもあって。ただ、あのー、ループまでは、だいぶうん、まあオリンピックの時よりはうまくなったなと自分では思っているので。ちょっとずつ、えー、体を戻しつつ、まあアクセルにもその動きだったりとか、筋力的なものだったりとか、そういった一つ一つの強さだったり、そういったものがつながっていけばいいなとは思ってはいます」

 ―今季中に跳ぶ可能性は?

 「今季で、やっておきたい。っていうのは自分のなかでは思っていて。そういう意味でも「Origin」ってつけたところはあって。やはり自分の根源にあるものっていうのは、やっぱり、小学校低学年の時に、本当1時間の練習45分くらいアクセルしかやっていなかったので(笑い)。そのアクセルへの思いとか、アクセルの難しさとか感じながら、それを降りた時の達成感とか、そうういったものがスケートを好きにさせた大きな要因ではあったので。その、アクセルを大事にしたプログラムでもあるのかなっていうふに思います。なので、できれば、今シーズンやるつもりです」

 ―やるならフリーの冒頭?

 「そうですね。最初のループのところに入れます」

 ―今は本数制限をしながら練習?

 「本数は制限はしていないです。ただ、毎日はできないので。あのー、やはり筋肉的な負担もかかりますし、一番効率いいところ、筋肉が疲労しすぎず、ただ、筋肉がちゃんと、ええ、回復して、技術的にも向上できるようなタイミングで計算しながら練習しています」

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