トロントで練習公開の羽生が語る8「今アクセル跳びたいという気持ちが非常に強い」

スポーツ報知
練習を公開した羽生結弦(カメラ・高木 恵)

 ―五輪前はスケートがすべてだと言っていた。今も?

 「そうですね。やっぱり競技者なので。そこは変わっていないかな。ただ、あのー、まあソチオリンピック終わった時もそうだったんですけど、やっぱり、みなさんがすごく応援してくださっている気持ちとか、見てくださっている気持ちとか、あのー、そういったものは一つ一つ感じながらアイスショーを終えて、今この状態に、この、クリケットで練習している状態なので。やはり、みなさんの力っていうのはすごいなって思いますし。やっぱりそれも込みで、自分のなんだろう、さっきからずっと楽しい楽しいって言ってますけど、そのー、それも込みで、競技者として楽しみたいなっていう感覚があります」

 ―自身が競技者としての終盤にさしかかったという気持ちはある?

 「あります(即答)。それはあります。ただ、あのお、いつやめるとか、そういうのは全然考えていなくて。あのー、まあ、とりあえず、今アクセル跳びたいという気持ちが非常に強く。あのー、とりあえず、アクセルまではなんとかしたいなって思っています。はい」

 ―アクセルを跳んだらやめてしまう?

 「アハハハ。うーん…それはもう、跳んでみないとわからないかなとは思います。ただ、とにかくまずは練習でしっかり降りること、で、あのー、自分のなかでの降りたっていう前提が、やはりGOEで加点をもらえるくらいのものではないといけないですし、やはり最終的に、いろんな方々がみて、いや、これ回転不足だろうって言われるような、指さされるようなジャンプでは絶対いけないとは思うので。自分が目指す最高のアクセルを目指して練習したいなとは思います」

 ―高橋大輔選手が復帰。

 「僕の9つ上で、世代としては。なんか、本当にある意味、自分にとってはただひたすら憧れていた存在であって。また彼の競技者としての、やっぱり競技とアイスショーって全然違うっていうのはすごく自分も感じているので。その競技の張りつめた緊張感のなかでの、演技っていうのはすごく楽しみですし。あとは、一緒に滑る機会がもしかしがら全日本とかであるかもしれないので、楽しみです」

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