宮原知子が今季初戦で首位発進 新SP「小雀に捧げる歌」で67・53点

スポーツ報知
首位発進した宮原知子

◆フィギュアスケート USインターナショナル・クラシック(14日、米国・ソルトレークシティー)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦に臨んだ平昌五輪4位の宮原知子(20)=関大=が67・53点で首位に立った。

 新ルールが適用され、出来栄え点(GOE)が従来の3点からマイナス3点までの7段階から、5点からマイナス5点の11段階に拡大された新シーズンのスタート。冒頭のルッツ―トウループの連続3回転と最後の3回転フリップは回転不足となったが、2回転半ジャンプは1・06点の加点がついた。すべてのスピンとステップで、最高評価のレベル4を獲得した。

 新SPはパトリシア・カースの「小雀に捧げる歌」で、フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描いたもの。「今までにない、自分がスターになったつもりで滑るプログラム。キラキラした感じを出したい」とシーズン開幕前に話していた。五輪翌シーズンの今季をチャレンジの一年と位置づけ、自分改革を進めている。

 現地時間15日に行われるフリーはアストル・ピアソラの「インビエルノ・ポルテノ」。「大人っぽくて情熱的な曲」という新フリーは、ステップが一番のお気に入りだ。「雰囲気が変わったな思ってもらえる滑りがしたい」と話す今季の両プログラム。フリーでも新しい「宮原知子」を見せる。

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