シニアデビュー戦Vの紀平梨花が凱旋帰国…シニア1年目でのGPファイナル出場に意欲

スポーツ報知
帰国した紀平梨花

 フィギュアスケート女子でシニアデビュー戦のオンドレイ・ネペラ杯(スロバキア)で優勝した紀平梨花(16)=関大KFSC=が24日、シニア1年目でのGPファイナル(カナダ・バンクーバー)出場に意欲を示した。

 この日、関西国際空港に帰国した紀平は、GPシリーズ第4戦のNHK杯(広島)と第6戦のフランス杯(グルノーブル)にエントリーしている。「ファイナルは出たいな、という気持ちはあるんですけど、ショートとフリーを合わせて、一番いい結果を残せるかを考えたい」と、目標を掲げた。

 紀平は、浅田真央さん以来2人目となる女子の国際スケート連盟公認大会でフリー2本の3回転半ジャンプに成功し、合計218・16点をマークした。「自分の練習してきたことを、いろんな方に見せられたらいいなと思っていた。練習の状態からすれば『あれぐらいできないとおかしい』ぐらいの調子だった。逆にあれぐらいの演技をしないと『やっぱり自分は弱い』と思えるぐらい調子は良かった」と、快挙を振り返った。

 次戦は西日本選手権(11月1~4日・愛知)の予定で、翌週のNHK杯に臨む。「ここで満足していられない。次の試合でさらにいい演技をして、自己ベストを更新し続けられるようにしたい」と、意気込みを示した。

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