高橋大輔が現役復帰 約4年ぶりの実戦はSP77・28点

スポーツ報知
近畿選手権で4年ぶりに実戦復帰した高橋大輔

◆フィギュアスケート 近畿選手権 ◆第2日(兵庫・尼崎スポーツの森)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(32)=関大KFSC=が約4年ぶりの実戦に挑み、77・28点をマークした。

 白を基調とした衣装を身にまとい、坂本龍一作曲の「シェルタリング・スカイ」を披露。冒頭には高さのある3回転半(トリプルアクセル)、続いて3回転フリップ―3回転トウループの連続ジャンプ、最後にも3回転ジャンプを跳び、3本全てのジャンプを着氷した。演技後半には、美しくしやなかやステップで観客を引き込んだ。

 5日に行われた開会式後には「ほんとに緊張すると思う」と話していたが、重圧をものともせず、完璧な演技を見せた。約2000席の会場は超満員。試合前には、外でウォーミングアップする高橋を一目見ようと、100人を超えるファンが殺到した。滑走直前の6分間練習では、登場すると大歓声が沸き起こり、ジャンプ1本1本に拍手が送られた。

 今大会の上位13人が次の西日本選手権(11月1~4日・愛知)に進むが、エントリーは10人のため出場さえすれば進出が決定。西日本選手権で上位に入れば目標とする全日本選手権(12月21~24日・大阪)に出場できる。

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