ロシア14歳トルソワが女子史上初の4回転ルッツ成功で優勝 ジュニアGP

スポーツ報知
アレクサンドラ・トルソワ(昨年12月のジュニアGPファイナルで)

 ◆フィギュアスケート ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第7戦アルメニア大会(12日)

 女子フリーが行われ、ロシアの14歳のアレクサンドラ・トルソワが、国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子で初めてとなる4回転ルッツを冒頭に成功させて優勝した。ショートプログラム(SP)に続きフリーもトップの146・81点をマークし、合計221・00点で他を圧倒。連覇がかかるジュニアGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)への進出が決まった。

 14歳の進撃が止まらない。基礎点が11・5点のルッツは、アクセルを除いた5種類の4回転ジャンプで、最も難易度が高い。男子でも羽生結弦(ANA)、ネーサン・チェン(米国)ら数人しか成功させていない大技を跳んでみせた。出来栄え点(GOE)は+-0点だった。

 トルソワは優勝した3月の世界ジュニアのフリーで、サルコーとトウループの2種類の4回転ジャンプを決めている。ISU公認大会では、サルコーは02年の安藤美姫以来で、トウループは史上初の成功だった。当時、「他の4回転も習得したい。もしできるなら全部やりたい」と、貪欲に話していた。

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