坂本花織は3位でファイナル進出に望みつなぐ…緊張で「全身ガクガク」も気持ち切り替えた

スポーツ報知

◆フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ 第3戦 フィンランド大会(4日、ヘルシンキ)

 【3日=高木恵】女子はショートプログラム(SP)7位の坂本花織(18)=シスメックス=がフリー2位の140・16点。合計197・42点で3位に入り、GPシリーズ上位6人によるファイナル(12月6~9日、カナダ・バンクーバー)進出に望みをつないだ。平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=がフリー146・39点、合計215・29点で優勝。

 坂本は握った両手の拳を激しく振り下ろした。ジャンプはすべて着氷し、スピンとステップはすべて最高評価のレベル4を獲得した。GP2戦連続大台となる140・16点をマーク。「中野(園子)先生から『フリーは死ぬ気で頑張りなさい』と言われたので、死ぬ気でやりました」

 滑り出す前は緊張で「全身がガクガクだった」。冒頭のフリップ―トウループの連続3回転を成功させ「5%くらいホッとした」。気持ちの切り替えのコツを問われると「規則正しい生活を送ること。夜ちゃんと寝て、朝起きて、ご飯を食べて、練習して、お昼を食べて、ジムへ行って…っていういつも通りを心がけた」と明かした。

 スケートアメリカで2位。残り3戦で他の選手の結果次第だがGPファイナル進出の可能性は残った。「この試合でミスしてしまったことを、次の試合で完璧にできるように練習していきたい」。トレードマークの笑顔が戻った。

スポーツ

×