羽生結弦「ロシアに向けてもうたかぶっている状態」…フィンランド大会一問一答(5―3)

スポーツ報知
大会後の会見で質問に応じる羽生(カメラ・高木恵)

 フィギュアスケートの羽生結弦(23)=ANA=が16日に開幕するGPシシーズ第5戦ロシア杯に出場する。

 ルール改正後の世界最高得点で自身初のGP初戦優勝を飾ったフィンランド大会(2~4日)を、フリー演技後の一問一答で振り返る。

(その3・会見後囲み1)

 ―オータムで勝たなきゃ意味がないと燃えた炎。今この結果をもってどのように?

 「まあ、あのお、確実に、いい練習をしてこれたっていうのが、まあ演技としては出たかなあというふうには思います。ただ、アンダー、アンダーローテーションはやっぱり自分にとっても悔しいところはあるので、そこはきれいに決めたいなっていうのと、まあ、ううん…そうですねえ…大きなステップは踏めたとは思っているんですけど、まあこの後あと1週間しかないということを考えると、まあまずは、この出来、か、プラスアルファーほんのちょっと、ぐらいが、試合でまた出来るコンディションを作ることが最優先かなというふうには考えていて。まあ、やっぱり、1回試合に勝つだけじゃだめなので。しっかりと、この出来、これ以上の出来、が、試合で出来るようにということを考えながら、この先やっていかなきゃいけないかなというふうに今思っています」

 ―力を出し切れなかったもどかしさみたいのはある?

 「ないです。ただ、しっかりやれたとは思っているいんですけど、うんとお…。しっかり、しっかりやれたとは思っているんですけど。ただ、なんて言えばいいんですかねえ。今思う気持ちが、すぐロシアに向けてもうたかぶっている状態なので、まあ、ロシアに向けて今からどういうことをすべきかとか、ええ、どういうふうに演技をしていくべきか、まあ、もちろん今からエキシビションがあるので、それについて、どういうふうに演技していくべきか、どういうことを学ぶべきか、または、まあこれから、移動が2回あるわけなので、その移動の時間をどういうふうに過ごか、色々考えながら行動しなくてはいけないなというふうに今思っています」

 ―4T―3A。やはりアクセルへの思い入れが強い?

 「まあ、それももちろんあります。もちろんアクセルは入れたい、アクセルをまあ、2本後半に入れたいという思いは強いっていうのは強くあって、ただ、先ほども言ったように、やっぱり、GOEを取れないとアクセルを入れる意味はないなっていうふうに自分の中では感じているので。やっぱり今シーズンのGOEの比重の大きさっていうのを改めて自分の演技後に点数を見て感じたところでもありますし、ええ、しっかり、自分の中でも全部降りたーじゃなくて、やっぱり全部きれいに決まったって言えるよな、言い切れるような演技をしなくてはいけないなって思っています」

 ―さらに完成度を高めていく?

 「そうですね。まあでも、あのお、自分の初戦としてはかなりいい出来だったと思いますし。あのお、本当に有意義な、なんだろう、有意義な試合を過ごすことが出来たかなと。でえ、プラスアルファ、課題も見つかり、また、その自分の心の灯火に薪が入れられた状態だと思っているので。まあ、しっかりこれからまた練習して、いい演技します」

 ―試合に臨む気持ちは昨シーズンまでに戻った感じ?

 「そーんなことでもないんですけどね。まずこのプログラム、この2つのプログラムをやっている時点で自分の中ではやっぱり、わりと、気持ち楽に出来ているかなとは思います。ただ、やっぱショートの前はすごく緊張しましたし、フリーの前はまだあのお、まあ、ショートのアドバンテージがあるからっていうのもあり、少し気持ちを楽にやれてはいたんですけれども。でもやっぱり、勝たなきゃ自分じゃないので。やっぱ負けていくのは絶対嫌なので。しっかりまた練習しないとって。今思っています」

 ―シーズン2戦目でこれだけの演技。どう今シーズンにつながっていく?

 「まあ、グランプリ初戦としては良かったと思います。ただ、このお、糧になったものはやっぱりオータム・クラシックがあったと思うので。やっぱりオータム・クラシックで得たものはものすごく大きかったなと。やっぱり試合っていうのはすごく自分を成長させてくれるものだなあと改めて思うので。まあ、このあと1週間でつめることは多分できないと思うんですけど、また、ある意味、この1週間の後に、同じような演技が出来る、それ以上の演技が出来るっていうことは、ある意味自分にとってもチャレンジだし、挑戦しがいのあるところだと思うので、また楽しみたいなと思います」

 ―勝ちたいと言って、勝ちきったことについて?

 「いやあ、本当に。あのお、ちょっとほっとしています。ただ、やっぱりこうして勝てたのはやっぱり、もちろん自分ががんばってきた練習の成果とか、色々あるかと思うんですけど、やっぱり、たくさん応援してくださった方々もいらっしゃったと思いますし、自分にとってもこのフィンランドの地で勝ちたいという気持ちももちろんありましたし。みなさんが、かなり力を入れて応援してくださったおかげだと、また思いました」

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