ジャンプ小林潤志郎、結婚公表で逆襲宣言! 昨年W杯初Vの地でスタートダッシュ決める

スポーツ報知
妻の似顔絵を手に笑顔を見せる小林潤志郎(カメラ・宮崎 亮太)

 スキージャンプ男子の小林潤志郎(26)、伊東大貴(32)=ともに雪印メグミルク=が14日、W杯開幕戦のビスワ大会(ポーランド・17日開幕)に出場するため、新千歳空港から羽田経由で渡欧した。小林は今年5月に一般女性と結婚していたことを発表。人生の伴侶を得た若きジャンパーが、昨季W杯初優勝を飾った地で、スタートダッシュを切る。

 新千歳空港で対応した小林は、本格化する冬シーズンを前に、表情を引き締めた。「前半戦で、トップ10に1回か2回は入りたい。(来年2月の)世界選手権(オーストリア)にも照準を合わせていきたい」。今季の国内戦5試合では一度も表彰台に立てなかったが、昨季W杯初優勝を飾った思い出の地・ビスワからの“逆襲”を思い描いている。

 新たな決意を胸に、世界の空へはばたく。今年の5月12日、約3年間の交際を実らせ、女優・有村架純(25)似の一般女性(26)と入籍した。元栄養士で、薄めの味付けで手料理を振る舞うなど、普段の食生活から小林をサポート。「題名のない料理が得意。特に雪印のチーズを使った料理がおいしくて、余り物でも何でも作れる」と大きな支えになっている。

 出発前には「気にしないで前向きに、自分のジャンプをしてきな」と送り出された。夏以降、思うような結果を残せていなかった小林は「一人で生活するのではなくなったので、家族の分も頑張らないと、っていう気持ちがある」と、W杯での本領発揮に燃えている。

 昨季はW杯個人総合で日本勢トップの11位に入ったが、平昌五輪では入賞すら逃した。9月の北海道胆振東部地震では、昨年獲得したW杯の優勝トロフィーが落下し大破した。一度失ったVの証しを、再び勝って取り戻したいところ。「ビスワは相性の良いジャンプ台。そこで波に乗れれば。昨年の感触? 残っている」。4年後の北京五輪へ向けても、新たなスタートとなる今季。反撃の環境は整った。(宮崎 亮太)

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