羽生「ファイナルに向けて全力で治療する」 小林強化部長がコメント発表

スポーツ報知
松葉杖をついて表彰式に出席した羽生結弦(カメラ・高木恵)

 17日のフィギュアスケートGPシリーズ第5戦ロシア杯で右足首負傷を抱えながら優勝した羽生結弦(23)=ANA=の触診による診断結果が18日、日本スケート連盟の小林芳子強化部長から発表された。

 チームドクターによると「前下脛腓(ぜんかけいひ)靭帯損傷」「三角靭帯損傷」「腓骨筋腱(ひこつきんけん)損傷疑い」。アイシングと圧迫の治療を受けており「少し腫れが出てきている」(小林強化部長)状態だという。

 羽生は17日の公式練習で4回転ループを跳んだ際に転倒し「3週間の安静」の診断を受けた。フリーは痛み止めを飲み、構成難度を落として演じきった。3週間の安静期間に加えた氷上での調整期間を考慮すると、12月のGPファイナル(6~8日・バンクーバー)の出場はきわめて厳しい状況ではあるが「ファイナルに向けて全力で治療する」との羽生のコメントが小林強化部長から紹介された。

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