佐藤幸椰、W杯へ出発「やってやろうという気持ちです」不振の竹内と入れ替え 

スポーツ報知
出発前に笑顔でポーズを決める佐藤幸椰

 スキージャンプ男子の佐藤幸椰(ゆきや、23)=雪印メグミルク=が4日、W杯ティティゼーノイシュタット大会(ドイツ・8、9日)、エンゲルベルグ大会(スイス・15、16日)に参戦するため、新千歳空港から羽田空港経由で渡欧した。成績不振の竹内択(31)=北野建設=と入れ替わる。

 若い力を見せる時が来た。日本男子チームは46歳の葛西紀明が現役で活躍するなど世界を見ても平均年齢が高い。佐藤幸は「(32歳の)伊東大貴さんや竹内択さん、葛西紀明さんのチームだと思われている。ジャンプは何が起きるか分からない。やってやろうという気持ちです」と闘志。今季すでに3勝を挙げている小林陵侑(22)に続く躍進を狙う。

 昨季はW杯後半戦から本格参戦し、2月のビリンゲン大会(ドイツ)では自己最高の11位に入った。今回の欧州遠征で点数を獲得すれば、年末年始のジャンプ週間で遠征メンバー入りが濃厚になる。「食べれば幸せになれる」という、お気に入りのコマイとタラの干物もバッグに詰め、疲労がたまる欧州遠征に向けた準備も万全だ。

 昨季の年末年始は国内で過ごし、大みそかは格闘技、正月は駅伝をテレビ観戦した。「今がチャンス。まずはポイントを取って、正月休みを返上したい」。今季こそ多忙の新春を過ごし、日本ジャンプ界の新時代を築いていく。(宮崎 亮太)

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