高橋大輔 笑顔で全日本に帰還「もうちょっとカッコよく…」
スポーツ報知
◆フィギュアスケート 全日本選手権 第2日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
男子のショートプログラム(SP)が行われ、5年ぶりに出場した10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(32)=関大KFSC=は22番滑走で88・52点をマークし、暫定2位に立った。
リンクが黄色い声援に包まれた。高橋が全日本の舞台に帰ってきた。SPの曲「ザ・シェルタリング・スカイ」に乗り、華麗で力強い滑りを披露した。「大きなミスなく終えることができて、安心感だけだった。冷静さと感情を出すこと、両方をうまくできていると感じていた。久しぶりに観客席が近くて、大勢の人の前で滑れて、すごくやりやすい雰囲気だった。もうちょっとかっこよく決めたい部分はあったが、それはフリーで」と、満面の笑みで振り返った。
自国開催の世界選手権代表3枠を争う今大会では、表彰台に立てば6年ぶりの世界選手権出場が見える。24日のフリーに向け「守らず、思い切り、全力で演技できればいい」と、気合を入れ直した。
◇バンクーバー五輪後の高橋大輔
▽10年2月 バンクーバー五輪で日本男子初の表彰台となる銅メダル
▽3月 世界選手権でアジア勢初優勝
▽11年2月 四大陸選手権優勝
▽12月 全日本選手権優勝
▽12年12月 GPファイナル初優勝
▽13年12月 全日本5位も過去の実績からソチ五輪代表に選出
▽14年2月 ソチ五輪6位
▽3月 1年間の休養を宣言
▽10月 引退表明
▽18年7月 1年限りの現役復帰を発表
▽8月 左足内転筋を肉離れ
▽10月 4年ぶりの実戦となる近畿選手権で3位
▽11月 西日本選手権優勝で全日本の出場権獲得