辻麻希、地元帯広で今季最高 小平奈緒に0秒37差で2位 

2018年12月30日7時10分  スポーツ報知
  • 改心の滑りで女子500メートル1回目を2位と好発進した辻

 ◆スピードスケート 全日本スプリント選手権第1日(29日・明治北海道十勝オーバル)

 女子は帯広市出身で、2014年ソチ五輪代表の辻麻希(33)=開西病院、白樺学園高出=が総合3位と好発進した。500メートルが今季自己ベストとなる37秒87で2位。1000メートルも1分16秒71で3位に入った。総合1位は小平奈緒(33)=相沢病院=、2位は高木美帆(24)=日体大助手、帯広南商高出=。男子は新浜立也(22)=高崎健康福祉大、釧路商高出=が総合トップに立った。

 帯広市出身の辻が、地元で会心の滑りを見せた。得意とする最初の100メートルを「いつもは狙いすぎて力みがあった。今日は体の動きに任せて、リラックスしていけた」と全体トップの10秒35で通過し、今季ベストの37秒87でゴール。平昌五輪女王の小平に0秒37差の2位に「帯広で38秒を切ったことがない。37秒台を狙っていたので、それがしっかりできて良かったなと思います」と声を弾ませた。

 2大会連続出場を目指した2月の平昌五輪は代表選考会で500メートル4位、1000メートル6位に終わり、3枠の切符を逃した。引退も考えたが、今年のW杯第1戦と今大会が地元の帯広で開催されることから現役続行を決意。「まず1年」と自然体で臨むことで、「昨年よりリラックスしてレースに臨めているし、練習でも周りを気にしすぎずに自分のペースでできている」と好記録につながっている。

 ナショナルチームが今季から短距離と中長距離を一体強化するようになったことも、プラスに作用した。「個人的に長いの(距離)を滑って、いい感触をつかみたい考えがあった。自分の滑りを見直す意味でも良かった」。筋力トレーニングで高木美とペアになる機会も多く「モチベーションになる」と刺激も受けた。

 1000メートルは3位で、総合でも小平、高木美に0・9点差の3位と好位置につけた。「総合優勝も狙いたいけど、まずは自分のベストの滑りをして世界距離別や世界スプリント選手権の権利を取れたら」。来年2月の2大会に弾みをつけるレースで今年を締めくくる。(林 直史)

 ◆辻 麻希(つじ・まき)1985年4月27日、帯広市生まれ。33歳。白樺学園高で全国高校総体の1000メートルを3連覇。開西病院所属。14年ソチ五輪は500メートルで9位、1000メートルが27位。同年全日本距離別選手権500メートル優勝。自己ベストは500メートルが37秒28、1000メートルは1分14秒10。162センチ。

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