清水礼留飛、復活V!ソチ五輪団体銅メンバーが4季ぶり栄冠

2019年1月7日5時40分  スポーツ報知
  • 1回目に最長不倒の91・5メートルをマークした清水
  • 復活Vを飾り、トロフィーを掲げる清水(中)

 ◆札幌五輪記念 スキージャンプ競技大会(6日、札幌宮の森ジャンプ競技場)

 男子は2014年ソチ五輪団体銅メダリストの清水礼留飛(25)=雪印メグミルク=が、合計223点で制し、14―15年シーズン以来4季ぶりの優勝を飾った。1回目に最長不倒の91・5メートルで首位に立ち、2回目も88メートルで圧勝。ソチ五輪後はW杯遠征に帯同できず、昨季は全日本スキー連盟の強化指定を外れた。栄光から挫折を味わったが、悔しさを力に変えて復活をアピールした。女子は高梨沙羅(22)=クラレ=が、235点で優勝した。

 こみ上げる感情を抑えきれなかった。首位で迎えた清水の2回目。88メートルで優勝を確信すると、ブレーキングトラックで何度も両拳を握りしめた。実に4季ぶりの優勝。「2本とも今できる精いっぱいのジャンプ。自然にガッツポーズが出るくらい、いいジャンプができた」と、喜びに浸った。

 栄光から挫折を味わった。21歳で初出場となったソチ五輪では団体銅メダルを獲得。だが、以降は不調も重なりW杯メンバーから外れると、昨季は全日本強化指定も外された。15年のUHB杯(大倉山)を最後に優勝から遠ざかり、「ジャンプ場に行きたくない」と競技も嫌いになりかけた。

 転機は昨年12月。地元の新潟から駆けつけた父・久之さんと、1日中ジャンプ談議を交わして気付かされた。清水は「今の自分を変えないと一生勝てない。ジャンプを研究しないと」。自身の動画を何度も視聴。低い滑り出しのスタイルに気付けたことで、結果も上向いてきた。

 FISコンチネンタル杯を兼ねた今月20日のSTV杯(大倉山)で結果を残せば、W杯札幌大会(26、27日・大倉山)のメンバーにも選出される可能性はある。清水は「目標はW杯札幌大会に出ること。今やってきたジャンプを続けたい」。どん底からはい上がった男の逆襲は、ここから始まる。(清藤 駿太)

 ◆清水 礼留飛(しみず・れるひ)1993年12月4日、新潟県生まれ。25歳。小学2年から競技を始める。全国中学、高校総体などで全国優勝。新潟・新井高時代までは複合選手としても活躍。2012年に雪印メグミルク入り。172センチ、59キロ。家族は両親と複合選手の兄・亜久里。

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