紀平梨花 世界選手権は今季初のトリプルアクセル3本そろえる

スポーツ報知
優勝した紀平梨花が一夜明け取材に応じた

 フィギュアスケートの四大陸選手権で逆転優勝を飾った紀平梨花(16)=関大KFSC=が、今季国際大会5戦全勝の快挙から一夜明けた9日、米国・アナハイムのホンダセンターで取材に応じた。3月の世界選手権(さいたま)で今季初となる3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)3本をそろえる。

 開幕前に左手薬指を亜脱臼した影響で、今大会はフリーでのトリプルアクセルを1本にしたが、通常はショートプログラムで1本、フリー2本の計3本を組み込んでいる。「完璧なのがないので、ショートとフリー3本の(GOE)マイナスのないクリーンな演技を考えている。ファイナルからもっとよくして、完璧な演技をしたいと思っています」と意気込んだ。

 初出場で制した昨年12月のGPファイナルに続く主要国際大会優勝。2つの優勝の違いについて「あまり違いとかは考えていなかった。本当に海外の試合の2つっていう感じにしか捉えていなくて。ファイナルの時は調子を合わせるって考えていたけれど、今回はそれにたどり着くまでがちょっと長かった」。調整に苦戦した今大会を振り返った。

 この日はイタリアンランチで母とトレーナーとお祝い。次戦予定しているチャレンジ杯(21~24日、オランダ)については「ポイントを取りたくて」と出場の意向。「帰国して精密検査を受けてから判断しようと思っているんですけれど、今のところは出る予定にしています」と話した。

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