逆転金メダルの宇野昌磨、最後は「本当は寝転びたかった」
スポーツ報知
◆フィギュアスケート 四大陸選手権(9日、米国・アナハイム)
【9日=高木恵】男子は18年平昌五輪銀メダルでショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=が、フリーで今季からのルール改正後の世界最高となる197・36点をマークし、合計289・12点で逆転優勝した。
◆昌磨に聞く
―金メダルと銀メダルの違いは。
「銀でも五輪はうれしかったし、去年のGPファイナル、四大陸、今年のGPファイナルは、うれしさのある銀ではなかった。金メダルを取れたのは素直にうれしいけど、それまでの積み重ねた練習がないからか、達成感というのはあまりない」
―最後は力が抜けたか。
「本当はそこで寝転びたいくらい、足の裏がしんどかった」
―足の裏?
「靴を1月に替えて、メーカーもリスポートからエデアに変えた。練習もあまりしていなかったので、新しい靴って足の裏がきついんですよ。結構、立っているのがしんどかったけど、次の人に迷惑だなって思って、なるべく早く帰ろうと」
―右足首の痛みは。
「今はないです。最後(1月)に(転倒した際に)自分で(右足首を)踏んだときも、これくらいだったら3~4日で治ると思っていた」
―6分間練習から気合が入っていた。
「最後(スタート位置に)立ったときに、何も考えなかった。そこから覚えていない。最後は無心でやったのがいい方に向いたのかも」