小林陵侑、まさかの14位も悪条件を言い訳にせず「3キロ遅くても飛べる練習しなきゃ」

スポーツ報知

◆ノルディックスキー 世界選手権 第10日(1日、オーストリア・ゼーフェルト)

 ジャンプ男子は1日、個人ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS109メートル)を行い、今季W杯個人総合首位の小林陵侑(22)=土屋ホーム=は101メートル、92・5メートルの合計203・4点で14位だった。

 助走路に雪が積もり、2回目はスタート順が後になるほど助走スピードが出なくなる悪条件。1回目首位で最終30番スタートだった小林陵は、影響をもろに受けた。飛距離に直結する助走スピードは測定不能だった3選手を除き、30人中最も遅い86・7キロ。1回目27位から大逆転優勝したクバツキ(ポーランド)とは2・7キロも差があった。

 ただ、今季W杯個人総合首位は条件を言い訳にはしない。小林陵は試合後、自身のインスタグラムを更新。「1から14位まで落ちてショックだけどこうゆう競技だし仕方なよね 3キロ遅くても飛べる練習しなきゃ(原文ママ)」と心境をつづった。

 2日(日本時間3日未明)には、今大会最終種目の混合団体(各チーム男女2人ずつ、計4人で争う)が控える。22年北京五輪で新採用され、日本のメダルが期待される種目。女子の高梨沙羅(クラレ)らと共闘し、有終の金メダルに挑む。

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