佐藤慧一、K点越え連発で初優勝

スポーツ報知
今季4勝目をあげた佐藤慧

◆宮様国際スキー大会第1日(8日、札幌・宮の森ジャンプ競技場=HS100メートル、K点90メートル=ほか)

 ジャンプノーマルヒル男子は佐藤慧一(21)=雪印メグミルク=が95・5メートル、96メートルと、2回ともK点越えの飛躍で初優勝。抜群の安定感で、先週のTVh杯(2日)に続く今季4勝目を挙げた。女子は、国内女子最年長選手の茂野美咲(32)=CHINTAI=が1回目に95メートルの最長不倒距離を飛び、2回合計は212・0点。2位岩佐明香(22)=日大=との接戦をわずか0・5点差で制した。

 また佐藤慧だ。向かい風の1回目で全体1位に立つと、2回目は最長不倒の96メートルでさらに距離を伸ばす。計251・0点は2位に16点差の完勝。「2回とも条件は恵まれたけど、やるべきことに集中できた」。今季4勝目で充実ぶりを示した。

 岡部孝信コーチ(48)=スポーツ報知評論家=に憧れて入った雪印。社会人初優勝だった昨年12月の名寄ピヤシリジャンプ大会から結果が付いてきた21歳は今、自信に満ちている。「少しずつ恩返し出来ている。目標も上がってきた。22年北京五輪に向け、来季のW杯メンバーに加わっていきたい」と力強く言い切った。

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