羽生絶好調 4回転12本成功、ループも決めた 世界選手権初練習

スポーツ報知
公式練習で演技する羽生結弦

 フィギュアスケートの世界選手権は20日に、さいたまスーパーアリーナで開幕する。男子で五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が19日午前、メインリンクで初練習を行った。昨年11月に右足首を負傷し、今大会が4か月ぶりの実戦。35分間の練習中にループ3本、サルコー5本、トウループ4本の計12本の4回転を着氷させる好調な仕上がりを見せた。

 ゆっくりと滑りながら氷の感触を確かめた羽生は、開始8分で軽めの助走から3回転ループ。続いて3回転半(トリプルアクセル)を難なく跳んだ。4回転―3回転の連続トウループを成功させると、場内が沸いた。

 SP「秋によせて」の曲かけは4回転サルコー、トリプルアクセルを成功。最後の連続ジャンプは4回転トウループが2回転になったが、その後修正した。フリープログラム「Origin」に組み込んでいる4回転トウループ―トリプルアクセルの連続技も見事に決めた。男子ショートプログラム(SP)は21日、フリーは23日。2年ぶり3度目の優勝へ、調整を続けていく。

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