羽生結弦、約4か月ぶりの実戦は「光って暴れ回る炎になって滑る」

スポーツ報知
公式練習で演技する羽生結弦

◆フィギュアスケート 世界選手権(19日・さいたまスーパーアリーナ)

 男子の日本代表選手による会見が開かれ、右足首のけがから約4か月ぶりの実戦復帰となる羽生結弦(24)=ANA=が意気込みを語った。羽生は18日に拠点のカナダ・トロントから日本に到着。19日11時からの公式練習に参加した。男子ショートプログラム(SP)は21日、フリーは23日に行われる。

 ―リンクでの練習再開はいつからか

 「時期はちょっとカレンダーを見ないと思い出せない。明確ではないのですが、ループまで跳べるようになったのは(数秒考えて)3週間前くらいにやっと50本に1本くらい跳べるようになった。いろんな練習をどう表現したらいいか分からないんですけど、1つ1つの完成度を上げる練習から始めて右足首の強度を上げた。今回はループ跳ばないといけない使命感があるので、耐えられるような筋力をつけるように努力してきた」

 ―戦う炎は燃えているか

 「ロシア大会で結構燃やし尽くせた。もちろんロシアのときは大変でフリーを滑るのは大きな決断だった。フリーを滑りきれたことで、自分の中でくすぶり続けていたものが少し解放された。試合を見ているだけの時期はものすごくつらく、油はあるし火もあるので小さい部屋で燃えている感じでした。今は本当に大きな箱の中で光って暴れ回る炎になって、気持ち良く滑りたいと思います。もちろん勝つのは1番大切なもの。ただ相手に勝つだけでなく、欲求に素直に勝ちを取りたいと思います」

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