坂本花織が自己ベスト2位発進「前の自分に勝てた」 初出場Vへザギトワ追う

スポーツ報知
SPの演技後、笑顔を見せる坂本花織

◆フィギュアスケート 世界選手権 第1日(20日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)で全日本選手権女王の坂本花織(18)=シスメックス=が、ルール改正後の自己ベストの76・86点で2位につけた。

 「前の自分に勝てたので満足。フリーでもSPと同じように前の自分に勝てるように、気持ちも体力も明後日まで維持できるようにしたい」。冒頭のフリップ―トウループの連続3回転を含むすべてのジャンプを成功。ステップ、スピンもすべて最高評価のレベル4を獲得するノーミスの演技にガッツポーズが出た。

 2月の四大陸選手権は首位に0・55点差の2位からフリーでミスが続き4位に終わり、涙を流した。「悔しくて平昌五輪前より練習した。その成果が出せた」と喜んだ。早朝練習を1時間から2時間半に増やし、滑り込んできた。演技後は「頑張ってきてよかったね」と中野園子コーチに声をかけられた。

 首位のアリーナ・ザギトワ(ロシア)との差は約5点。22日のフリーへ「頂点は目指しているけど、今はフリーでノーミスをすることだけを考えたい」。他の選手を意識しすぎて崩れた四大陸選手権の経験を生かし、自分の滑りに集中する。

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