紀平梨花、羽生手本に4回転挑む「力を入れていく」

スポーツ報知
華麗に演技する紀平梨花

 世界選手権女子で、日本勢最高の4位に入った紀平梨花(16)=関大KFSC=が24日、取材に応じ、来季投入を目指す4回転ジャンプについて「本当にやっていかないといけないと強く思った。力を入れていく」と更なる高難度構成に挑む覚悟を見せた。

 以前、羽生結弦のジャンプコーチを務めるジスラン・ブリアン氏に指導を受けた経験があり、4回転サルコーを跳ぶ際に「世界一美しい」と評価される羽生のジャンプを手本にするよう言われた。シーズン中は、武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と並行し、4回転サルコーとトウループの練習をしてきたが、最近はサルコーが中心。ブリアン氏に助言された「羽生選手のように両足に50%ずつ体重を乗せて」という跳び方で、確率が上がってきているという。

 男子フリーは会場で観戦し、羽生の4回転を生でチェック。「無駄な力が入っていないお手本のようなジャンプ。(男子全体を見ても)4回転の勉強になった。その感じを覚えて練習したい」と成功へのヒントを得た。(小林 玲花)

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