「子供ができてすみません」保育士が妊娠する順番決める保育園の問題 小倉智昭氏「保育士は産んではいけない風潮が…」

スポーツ報知
小倉智昭キャスター

 8日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で2月28日付「毎日新聞」に28歳の名古屋市内に住むある男性の投書を特集した。

 番組によると、投書した男性は、結婚して8か月で今年1月に妻が妊娠。妻は保育士で忙しい園に勤務し結婚の時期、妊娠の順番まで園長が決めている。妊娠が分かり「子供ができてすみません」と園長に頭を下げ、園長は渋々認めたが、「どうして勝手にルールを破るのよ」と言われ、肩身が狭い思いをしているという。その上で男性は投書で子供を産む順番が決められ、それを守ることは誰のためになるのでしょう。と問いかけている。

 小倉智昭キャスターは「保育士さんにはお子さんがお好きな人、多いと思うんですが、でも、自分の子供は手厚く産んではいけないという風潮があるんですか」とコメントした。番組では今回の問題を46の保育園にアンケートし14の回答があった。主な回答では「お祝い事ですが、正直、代替の職員が見つからなくて困ることがあります」などの回答があった。

 梅津弥英子アナウンサー(40)は自身の経験から子供が保育園に預けていた時に「ギリギリのところでやっていて、実際に私の園でも妊娠した先生でもいたんですけど、園長先生がおめでたいでしょ、おめでたいでしょ、でも大変なのって。喜ぶだけではいられない現状があったんだなと思います」と振り返っていた。小倉氏は「人口がどんどん減っていて、国が子供達を育てるために万全の対策を施すってなことを言ってますけど、まったくそれが生きてないってことですね。足りないってことですね」と示していた。

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