オウム真理教の後継団体「アレフ」に公安調査庁が立ち入り調査

スポーツ報知
東京・足立区入谷のアレフ施設は、厳重に警備されていた

 オウム真理教の後継団体「アレフ」が拠点を置く東京・足立区入谷の4階建てビル周辺には6日午後、公安調査庁の調査員約20人が、立ち入り調査を行った。約50人の報道陣が囲んだ施設前は物々しい雰囲気となり、入り口前には警察官2人を配置して警備した。午前中には信者とみられる女性が施設から姿を見せたが、報道陣の問いかけには答えなかった。

 アレフの施設周辺には「オウム(アレフ)断固反対 私たちのまちにオウムは要らない」と書かれた赤い縦幕が至るところに設置されている。地元の住民協議会の水上久志会長(73)は「死刑には賛成したくはないが、あれだけの凶悪な事件を起こした集団。刑が執行されて良かったと思う。だが、麻原の遺骨を入谷に持ち込むという噂もある。今後の信者たちが過激な活動に出たりしなければいいのだが、不安だ」と話した。

 住民協議会は結成当初700人いたが、現在は200人に減っている。「彼らと向かい合う我々の年齢は上がっているし、若い人は入ってこない。麻原が亡くなったのを機に解散してくれれば一番なのだが…」。今後も監視を続けるという。

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