上祐史浩氏「私にも重大な責任あり、深くおわびしたい」

スポーツ報知

 元幹部で、現在は後継団体「アレフ」から分派した「ひかりの輪」の代表を務める上祐史浩氏(55)が6日、都内で会見し、「私にも重大な責任があり、被害者に深くおわびしたい」と語った。

 刑執行を知人からの電話で知ったという上祐氏は「(これまで抱えていた)緊張感が落ち着くかなと思う」と心境を吐露。松本死刑囚への思いを問われると「(アレフを)10年以上前に脱会し、特段の思いはない」と言い切った。松本死刑囚のことは、「麻原」と教祖名で呼び捨てにした。

 現在はアレフ、ひかりの輪のほか、公安調査庁が通称「山田らの集団」と呼ぶ3団体が団体規制法に基づく観察処分の対象となっている。特に主流派のアレフは近年、松本死刑囚への帰依を鮮明にし、一連の事件を知らない若者への勧誘を強化。年数回の「集中セミナー」の参加費や信者の布施を資金源として総資産は昨年10月現在で10億円を超えたが、被害者や遺族への賠償は進んでいない。

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