黒田博樹氏、西日本豪雨「第二の故郷」広島に義援金1000万円

2018年7月13日7時0分  スポーツ報知
  • 黒田博樹氏

 元広島投手で野球解説者の黒田博樹さん(43)が12日、甚大な被害が出ている西日本豪雨の支援のため、広島県へ義援金1000万円を送付した。米大リーグ・ヤンキース所属時代の2014年に広島市で土砂災害があった際には、義援金を同市に送ったほか、帰国後には被災地に足を運び、被災者を勇気づけた。今回も、現役時代に声援を送ってくれた“地元”に恩返しをした形だ。

 大阪に生まれ、大学時代を東京で過ごし、米国で生活を送った時期があっても、黒田さんにとって広島は現役生活13年間を送り、プロ人生を締めくくった大切な場所。その「第二の故郷」の危機を見過ごせるわけがなかった。

 西日本豪雨で広島県は最多の死者を出し、いまだライフラインが回復しない場所も多い。その一助になればと、同県に1000万円の義援金を送付した。黒田さんは所属事務所を通じて「この度の西日本豪雨でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますと共に、まだ行方不明になられている方々が一刻も早く救助されることを願っています」とコメントした。

 黒田さんが広島に対して、「男気」を見せたのは、今回が初めてではない。2014年8月、関連死も含め77人が亡くなった広島市安佐北区、安佐南区を中心とした土砂災害が発生した直後にも、金額非公表で義援金を送っていた。

 さらに、ヤンキースでのシーズンを終えた同年10月には、帰国した翌日に誰にも告げずに被災地を訪問。ボランティアの女性から「今年も(野球を)頑張られましたね」と声を掛けられると「本当に頑張っているのはあなた方です」とねぎらったり、被災者と記念撮影をするなど、苦しい時を過ごしている人たちを勇気づけた。

コメント寄せた「少しでも力に」 今回の義援金について、黒田さんは「被災された方々、連日救助活動をされている方々に、少しでもお力になれればと思います」とコメント。その気持ちは、今回も間違いなく届いているに違いない。

 ◆プロスポーツ選手による被災地への主な支援

 ▽イチロー(大リーグ)1998年に阪神・淡路大震災(95年)の復興のため、兵庫県に1000万円を寄付。11年には東日本大震災の被災地に日本赤十字社を通じて1億円の義援金を送った。

 ▽石川遼(ゴルフ)11年、メジャー4大会と国内ツアー賞金総額1億3348万円を東日本大震災の被災者に寄付。

 ▽本田圭佑(サッカー)11年、東日本大震災の義援金を日本赤十字社を通じて5000万円の義援金を送った。被災地の石巻市にはフットサル場を建設した。16年の熊本地震では1000万円を寄付。

 ▽長谷部誠(サッカー)13年、自著「心を整える。」の印税全額(約2億円)を東日本大震災復興の支援のためユニセフに寄付。

 ◆黒田 博樹(くろだ・ひろき)1975年2月10日、大阪府生まれ。43歳。上宮高から専大を経て96年のドラフト2位で広島入り。2004年にアテネ五輪で銅メダル獲得に貢献。05年に最多勝とベストナイン、06年に最優秀防御率を獲得。08年にFAでドジャースへ移籍。12年からヤンキース。15年に広島に復帰し、16年限りで現役引退。日米通算成績は533試合で203勝184敗1セーブ、防御率3.51。185センチ、93キロ。右投右打。

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