翁長沖縄県知事死去 67歳 膵がん闘病 辺野古移設阻止掲げ、反対運動の象徴的存在

2018年8月8日19時39分  スポーツ報知
  • 翁長雄志さん

 沖縄県知事の翁長雄志(おなが・たけし)さんが8日午後6時43分、膵(すい)がんのため死去した。67歳だった。

 翁長知事は今年4月、人間ドックがきっかけで膵臓(すいぞう)に腫瘍が見付かったことを公表。同月、切除手術を受けた。浦添市内の病院を退院した5月15日に会見し、病理検査の結果、腫瘍は膵がんと診断されたことを自ら明らかにしていた。

 同23日には、沖縄出身の歌手・安室奈美恵(40)への県民栄誉賞授与式に出席。再発や転移を押さえる治療を受けたため髪は抜け落ち、ほおもこけてやせ細っていたが、その姿を隠すこともなく、公務にまい進していた。

 だが、7月27日に米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、前知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認の撤回に向け、手続きを始めると表明したのを最後に、ほとんど公の場に姿を見せず。この日夕には謝花喜一郎副知事が会見し、意識混濁の状態で入院していることを明らかにしていた。

 75年3月に法大法学部を卒業した翁長知事は、85年8月に那覇市議に初当選。その後、沖縄県議(2期)、那覇市長(4期)を経て、2014年11月の県知事選に出馬。普天間飛行場の移設反対を訴え、当時の現職らを破り、初当選した。

 今後は公職選挙法により、県議会議長の知事退職通知から50日以内に選挙が行われる。任期満了に伴う知事選は11月1日告示、同18日投開票が決まっていたが、前倒しされる。

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