里見女流名人対男性4連勝ならず

スポーツ報知
里見香奈女流名人

 将棋の里見香奈女流名人(26)=女流王座・女流王将・倉敷藤花=が11日、東京・将棋会館で指された第4期叡王戦で、井出隼平四段(24)に敗れた。勝てば、女流棋士としては史上初の対男性棋士4連勝だったが、記録には及ばなかった。

 先手の里見は初手5六歩で中飛車。中盤までは一進一退の攻防だったが、終盤は井出が龍2枚、里見が馬2枚で仕掛けるタイミングを狙い合う接戦となったが、里見が114手で投了した。

 井出は2016年の加古川青流戦での優勝経験者。若手の棋戦優勝経験者との一局を終えた里見は「守りの姿勢で戦った1局でしたが、最後の方で難しいところで悪手が続いてしまった。一番大事な局面でのミスをなくすことが一番の課題かなと思います」と淡々と振り返った。

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