東国原英夫氏が自民総裁選を解説…石破氏、地方票で健闘「ポスト安倍」NO1候補に

スポーツ報知

 自民党総裁選は20日、国会議員票と党員・党友による地方票が党本部で開票され、安倍晋三首相(64)=総裁=が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を決めた。総裁任期は2021年9月までの3年間。首相在職日数(通算)はこの日で2461日となり、19年11月には歴代トップの桂太郎に並び、最長政権を視野に入れる。元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏(61)が今後を占った。

 安倍さん陣営は選挙前は圧勝ムードでしたが、想定より、地方票があまり伸びなかったのでは。逆に、石破さんは『ポスト安倍』のNO1候補になったと言える。

 約5年9か月『安倍一強』と言われてきたが、今後は難しい政権運営を強いられる。まず、最初のハードルが30日に投開票される沖縄県知事選。仮に敗れると、来春の4月の統一地方選、夏の参院選まで危うくなる。野党の支持率はまだまだ低いが、一寸先は闇ですし、野党共闘がうまくいくと、参院選で大きく議席を減らす可能性もある。これらのハードルを越え、さらに憲法改正に挑むのはなかなか大変です。

 一方の石破さんは、安倍さん陣営の締め付けがなければ、地方票で勝っていたかもしれない。根強い人気を示した。内閣改造では石破派からも2人ほど入閣するのではないか。石破さんは入閣することはなさそうだが、今後、その存在感は増していくでしょう。

(タレント、元宮崎県知事・東国原 英夫)

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